異次元の金融暖和政策も予期したほどの効果を見ないままに推移してきたが、この間
新興国の経済状況の悪化の影響もあり、国際経済は景気回復に程遠い現状となっている。
このような情勢の下、日本銀行は前代未聞の「マイナス金利」政策を強行実施した。その影
響は現在のところ「円高株安」の状況をもたらしている。金融機関に投資して基金の運用
益により事業を運営している財団法人にとっては、多大の収益の減少が予想され、厳しい
立場になることが想定される次第である。
そのような環境の下での事業計画及び予算の作業となった。その結果、事業計画(案)
を次のとおりとする。
1 定款第4条1号および3号事業( 奨学金等の給付事業 )
県内大学等の留学生対象の修学助成金( 月額5万円の場合、6名分。ただし前年度から
月額10万円2年間の受給者1名も含むので、本年度新規奨学生は7名) 4,800,000円
2 定款第4条4号事業( 香川県内で発展途上国の教育支援団体の援助 ) 250,000円
3 定款第4条2号事業( 留学生等に無償住宅提供事業 )
綾田寮提供に伴う維持管理費用内訳 200,000円
水廻り等修繕費用 35,000円
雑草除去並びに樹木整備等費用 100,000円
損害保険料 60,000円
その他雑費 5,000円
4 災害耐震用修理等準備金の本年度積立額 1,000,000円
(10年間で1千万円積立予定、年100万円積立 )
5 残余金は必要額を除いて有価証券に投資して運用益の増額をはかる
以上